内容説明
本書においてハイゼンベルクは、ケプラー、ガリレオ、ニュートンを考察しながら、近代の自然像の変遷をたどり、その歴史における自らの量子論の位置づけを語る。その議論は自然科学をこえて拡がり、興味深い哲学的な問題を投げかけている。
目次
現代物理学の自然像(原子物理学と因果則;古典的教育、自然科学および西欧の関係について)
歴史的文献と解説(近代自然科学の発端;力学的および唯物論的世界像の成立;力学的唯物論的見解の危機)
著者等紹介
ハイゼンベルク,ウェルナー[ハイゼンベルク,ウェルナー][Heisenberg,Werner Karl]
1901‐1976。1901年、ドイツのヴュルツブルグに生れる。ミュンヘン大学でゾンマーフェルトのもとで物理学を学び、コペンハーゲンでニールス・ボーア研究所に入り、さらにゲッティンゲン大学でボルンと共同研究を行ない、1925年、量子力学を創始した。27年、不確定性原理を発見、同年ライプチヒ大学教授。多体問題の研究から進んで、1928年強磁性の本質を明らかにし、29年にはパウリと共に場の量子論を発表、相対性量子力学をつくった。32年、原子核が中性子と陽子からなるという理論を発表、その他、宇宙線理論、超伝導の研究などにも業績を残している。1932年ノーベル物理学賞受賞。1976年歿
尾崎辰之助[オザキタツノスケ]
1905年鹿児島に生まれる。1928年東京大学工学部船舶工学科卒業。1999年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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