腸にやさしい大腸内視鏡挿入法

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  • サイズ B5判/ページ数 166p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784260106740
  • NDC分類 492.14
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 大腸内視鏡の挿入技術は習得が難しい。特に、初心者は指導医の言うことは頭では「わかる」が実際やってみると「できない」。本書では、従来、類書に見られる、部位別の各論的な挿入法だけでなく、屈曲部に共通する基本的な挿入技術についてイラストを用いて詳細に解説。「誰にでもできるシンプル、かつ、腸にやさしい挿入法」を展開していく。    

《目次》
I章 挿入法の修得
 第1講 指導医による観察
 第2講 屈曲部の基本操作を徹底的にマスターせよ
II章 体外基本操作法
 第3講 スコープ操作の用語
 第4講 スコープのアングル部とシャフト部
 第5講 シャフト部を省エネ回転法で自由自在に操る
 第6講 左右アングルも使ったアングル部の操作法
III章 腸にやさしい挿入法の原理
 第7講 腸にやさしい挿入法が求められている
 第8講 腸にやさしい挿入法 総論
IV章 最小ループ法 総論
 第9講 腸管ループは諸悪の根元
 第10講 腸管ループの構成要素
 第11講 腸管ループの反作用による推進力は危険
 第12講 直達性の保持
 第13講 自由腸管と固定腸管
 第14講 屈曲部の3つのパターンと最小ループ法
 第15講 最小ループ法の構成要素
V章 面壁スライド法-腸を伸ばさずヒダをめくる
 第16講 面壁スライド法 総論-屈曲部は壁を見ながらめくれ
 第17講 頻回吸引法-目前の空気をひたすら吸引せよ
 第18講 オリエンテーション論-まず引いて行き先を確認せよ
 第19講 至適距離論-首の皮1枚の距離でめくれ
 第20講 軌道修正論
 第21講 トルク論
 第22講 左右アングルアシスト法
 第23講 アップ・ライト・プルからダウン・レフト・プッシュへ
 第24講 ねじれとり法(左右反転法)-右がだめなら左に回せ
 第25講 体位変換法
 第26講 閉じた管腔を開けさせる工夫
VI章 引きつけ法-ヒダを引きつけて届かせる
 第27講 引きつけ法
VII章 七割押し法-最小限の押しにとどめる
 第28講 七割押し法
VIII章 短縮法-できたループを解除する
 第29講 短縮法
 第30講 アップアングル法
 第31講 左回り法
IX章 直線化確認操作と用手圧迫法-直線化を確認して保つ
 第32講 直線化確認操作
 第33講 用手圧迫法
X章 減速論と疼痛フィードバック論-ゆっくりやさしく
 第34講 減速論
 第35講 疼痛フィードバック論
XI章 撤退論-最悪の事態を回避せよ
 第36講 無痛率を中心に据える
 第37講 途中でやめるための心理機制
XII章 スコープの選択
 第38講 適切なスコープを選択する
 第39講 絶対穿孔しないスコープ
 第40講 軟らかいスコープのほうが痛くない
 第41講 小回りの利くスコープのほうが痛くない
 第42講 理想の内視鏡
 第43講 小腸ダブルバルーン内視鏡について
XIII章 部位別挿入アルゴリズム
 アルゴリズム0 部位別挿入法 総論
 アルゴリズム1 RECTUM
 アルゴリズム2 RS
 アルゴリズム3 SIGMOID COLON
 アルゴリズム4 S-D JUNCTION
 アルゴリズム5 DESCENDING COLON
 アルゴリズム6 SPLENIC FLEXURE
 アルゴリズム7 TRANSVERSE COLON
 アルゴリズム8 HEPATIC FLEXURE
 アルゴリズム9 ASCENDING COLON
 アルゴリズム10 WITHDRAWAL
参考文献
あとがき
索引

目次

挿入法の修得
体外基本操作法
腸にやさしい挿入法の原理
最少ループ法 総論
面壁スライド法―腸を伸ばさずヒダをめくる
引きつけ法―ヒダを引きつけて届かせる
七割押し法―最小限の押しにとどめる
短縮法―できたループを解除する
直線化確認操作と用手圧迫法―直線化を確認して保つ
減速論と疼痛フィードバック論―ゆっくりやさしく
撤退論―最悪の事態を回避せよ
スコープの選択
部位別挿入アルゴリズム

著者等紹介

高木篤[タカギアツシ]
協立総合病院消化器内科
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。