出版社内容情報
《内容》 一般医は糖尿病患者をどこまで診られて,いつ専門医へコンサルトすべきか。逆に,専門医が一般医に患者を紹介するときには,どのような問題があるのかに焦点を当てる。この視点から外来診療のカギとなる臨床情報を21の原則にまとめて,よりより医療連携を実現するためのガイドラインを呈示する。
《目次》
原則 1 糖尿病診療と逆紹介の問題点
Case編
2 スルホニルウレア(SU)薬二次無効例
3 慢性心不全経過中に発症した糖尿病
4 著しい高血糖を呈した高齢者
5 糖尿病の眼合併症
6 有痛性糖尿病神経障害
7 糖尿病性足病変
8 無症候性心筋虚血
アップグレード編
9 食事療法アップグレード
10 運動療法アップグレード
11 薬物療法アップグレード
12 糖尿病網膜症の診療アップグレード
13 糖尿病性腎症の診療アップグレード
14 糖尿病性神経障害の診療アップグレード
15 足病変とフットケアアップグレード
16 高血圧症の診療アップグレード
17 高脂血症の診療アップグレード
18 小児思春期糖尿病の診療アップグレード
19 糖尿病妊婦の診療アップグレード
20 高齢者糖尿病の診療アップグレード
21 心理面の支援アップグレード
Index
付録(ラミネートカード)
糖尿病網膜症病期分類
糖尿病を合併する高血圧の治療計画
Fontaine分類
内容説明
本書では、日常しばしば経験されるありふれた症例の中から教育的な症例をとりあげて、「医療連携の会」でなされた質疑応答を見出しにして解説した。それらの症例で得られた経験をもとに、地域の実地医家の先生方が糖尿病患者さんをどこまで診ることができるのか、いつ、どのような場合に専門医にコンサルトするのが望ましいのか、また逆紹介にはどのような問題があるのかに焦点をあてている。第2部では、糖尿病外来診療で特に問題となる領域でのトピックスを解説。糖尿病の外来診療の質を高めるためのポイントを全体として21の原則にまとめた。
目次
Case編(スルホニルウレア(SU)薬二次無効例
慢性心不全経過中に発症した糖尿病
著しい高血糖を呈した高齢者
糖尿病の眼合併症 ほか)
アップグレード編(食事療法アップグレード;運動療法アップグレード;薬物療法アップグレード;糖尿病網膜症の診療アップグレード ほか)
著者等紹介
岩本安彦[イワモトヤスヒコ]
東京女子医科大学教授・糖尿病センター所長
内潟安子[ウチガタヤスコ]
東京女子医科大学糖尿病センター助教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。