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本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
47
数年前にオープンダイアローグといいはじめ、今までの精神分析が家父長的、抑圧的、構造的でモノローグという批判に突然の宗旨替えに驚いた。いい感じの言葉が並び、時代の追い風に乗った物言いに釈然としない感想を持った。本書は精神分析とオープンダイアローグを理論的につなげ、現在取り組んでいることは今までの仕事の延長にあり、それまでの問題点を克服していることを証明する本だ。第1節で精神分析の代表である否定神学を、第2節で構造に代わってプロセスを、第3章では言語のみでなく身体性のある言語を、そして第4節で著者の理論が展開2025/02/14
ばんだねいっぺい
32
~というわけでオープンダイアローグはいいよということ。何派かに関わらず、一戦級の人の本を読むと近いような心構えや技法があったような気がする。理論的に体系化されると、より多くの人が実践できるので、このような本が書かれて広く読まれることは、とても大切なことだ。2024/12/29
おだまん
9
難しい。けど対話について意識してみようと思う。2025/04/12
Dolphin and Lemon
8
めっちゃ難しかった。とりあえずオープンダイアローグについてまず初歩から勉強して出なおします。 ただ、15章とかあとがきでその難しさ分かりにくさについても解説された気がする。オープンダイアローグは「なぜ」効くのかみたいなものだと思って読もうとしちゃダメで、「どのような過程で」効いているのかを語っている。そして、自然科学的になぜを問おうとしようとしてもそもそもうまくいかないかず、それが私にとって難しいと感じる要因だったと思う。 もう一回、出なおします笑 逆に、それくらいしても読みたいと思う素晴らしい一冊です。2024/10/12
huchang
5
素っ頓狂なタイトルだが、内容はまともで濃い。何の前準備もなしにこのタイトルと著者に惹かれて読み始めることはないと思うが、中動態やオープンダイアローグの概要を理解しているよという構えはあった方がおもしろい。あと、イルカみはない。イルカのコミュニケーションを扱ったベイトソンもネタ元になっているので、いつになるか全く分からないがベイトソンもやっつけておこうと思った2025年始めの目標と言うか感想というか。メーター内のゆるい付き合いではございますが、本年もどうぞよろしくお願いいたします。 2025/01/07