シリーズケアをひらく<br> あらゆることは今起こる

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シリーズケアをひらく
あらゆることは今起こる

  • 柴崎 友香【著】
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  • 医学書院(2024/05発売)
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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260056946
  • NDC分類 916
  • Cコード C3347

出版社内容情報

【目次】
プロローグ──並行世界

I──私は困っている
 1 なにもしないでぼーっとしている人
   (ここでちょっと一言)
 2 グレーゾーンと地図
 3 喘息──見た目ではわからない
 4 助けを求める
 5 眠い
 6 「眠い」の続き
 7 地味に困っていること
 8 ADHDと薬
 9 ワーキングメモリ、箱またはかばん
 10 線が二本は難易度が高い
 11 励ましの歌を歌ってください
 12 さあやろうと思ってはいけない
 13 助けてもらえないこと、助けようとする人がいること

II──他人の体はわからない
 1 強迫症と『ドグラ・マグラ』
 2 時間
 3 靴の話
 4 靴に続いて椅子問題
 5 パクチーとアスパラガス
 6 多様性とかダイバーシティみたいな
 7 「普通」の文化

III──伝えることは難しい
 1 そうは見えない
 2 「迷子」ってどういう状況?
 3 視力と不機嫌と客観性
 4 ASDキャラとADHDキャラ
 5 片づけられない女たち?
 6 わからないこととわかること
 7 毒にも薬にもなる
 8 体の内側と外の連絡が悪い
 9 奪われ、すり替えられてしまう言葉
 10 気にするか、気にしないか

IV──世界は豊かで濃密だ
 1 複数の時間、並行世界、現在の混沌
 2 自分を超えられること
 3 旅行できない
 4 マルチタスクむしろなりがち
 5 私と友達
 6 向いている仕事
 7 休みたい

エピローグ──日常
おわりに

内容説明

私の体の中には複数の時間が流れている。ADHDの診断を通じて小説家が自分の内側で一体何が起こっているかを考えた。

目次

プロローグ 並行世界
1 私は困っている
2 他人の体はわからない
3 伝えることは難しい
4 世界は豊かで濃密だ
エピローグ 日常

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

93
【発達障害はなぜ、「できない」ばかりが要素にあげられるんだろうか……】「ケアをひらく」白石さん退職前の本。ADHDの診断を受け、自分の内側で起こったことを綴った書。<運動は全般にまったく不得手で、人間関係も難しかった。教科書で勉強するのは好きで学級委員系の役職もよくやっていた。学級会の話し合いを皆がなぜいやがるのかわからず(私がいわゆる「空気を読めない」からだろう)、どの学年でも意見を言う係みたいになって生徒会もやったが、行事やイベントでみんなといっしょになにかをするのはつらかった>と。うん…わかる……⇒2024/09/01

hiro

91
柴崎さんの本は『きょうのできごと』から読み出し、関西人には大変読みやすかったので、続編を読み、さらに増補新版も出ていることを知って読むほど、たいへん好きな作品だった。その後も、小説だけでなくエッセイも含めてコンスタントに手に取る作家さんとなり、最新刊の『続きと始まり』を読んだあとすぐにこの本を知って読んでみた。深く知らなかったADHA・ASDや発達障害などの特性や症状なども知ることができ、読む価値があった本と思った。そして、なぜだか『きょうの…』をまた読みたくなったので、続編も含めて読もうと思う。2024/07/29

k sato

78
「文は人なり」。ADHDの脳内を文章で表現すると、こんなにも複雑なのか。言いたいことに辿りつくまでに思いついた単語を全て並べてしまっているので、ものすごい長文。正直、読んでいて疲れた。四六時中こんな脳内思考をしている筆者は相当疲れるだろう。事実、疲弊している。筆者は、コンサータを服用するようになり、人の脳内の静寂さに気付いた。ADHDと診断されるまでの35年間、脳内がぐちゃぐちゃで落ち着かなかったと回想している。複数の時間が並行して今起きている感覚。だから、仕事や家事が中途半端になってしまうのだろう。2025/03/02

pohcho

71
ADHDと診断された柴崎さん。ADHDは落ち着きないイメージだが、柴崎さんは脳内は忙しいけど動かないので逆に落ち着いて見られるそう。片づけられない、方向音痴、姿勢が悪いなど自分にも共通する部分があり。そういう傾向のある人は世の中に多くいるんじゃないのかと。何でもわかりやすくしてしまう今の時代に、わからないことをずっと何年も考え続けるという柴崎さんはとても素敵。足に合う靴や座りやすい椅子の話も興味深かった。「障害」のある特別な人の話ではなく独特の感性を持つ人のエッセイとして、とても興味深く面白く読了。2024/07/19

さぜん

65
柴崎さんはADHDの診断を受け公表した。ずっと抱えていた困り事は、それによって腑に落ちたり納得することはあったそうだが、全てが明確になるわけではない。薬を服用すると36年ぶりに目が覚めたという。それまでどんな世界にいたのか。だからこそ小説家という職業に就いたとも言える。複数の時間が体に流れている感覚はなかなか想像し難い。しかし「ある場所の過去と今。誰かの記憶と経験。出来事をめぐる複数からの視点。それは私の小説そのもの」と表現できる才能は素晴らしいと思う。まだ未読の作品ばかり。もっと彼女の世界に触れたい。2024/10/16

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