シリーズケアをひらく<br> あらゆることは今起こる

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シリーズケアをひらく
あらゆることは今起こる

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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260056946
  • NDC分類 916
  • Cコード C3347

出版社内容情報

【目次】
プロローグ──並行世界

I──私は困っている
 1 なにもしないでぼーっとしている人
   (ここでちょっと一言)
 2 グレーゾーンと地図
 3 喘息──見た目ではわからない
 4 助けを求める
 5 眠い
 6 「眠い」の続き
 7 地味に困っていること
 8 ADHDと薬
 9 ワーキングメモリ、箱またはかばん
 10 線が二本は難易度が高い
 11 励ましの歌を歌ってください
 12 さあやろうと思ってはいけない
 13 助けてもらえないこと、助けようとする人がいること

II──他人の体はわからない
 1 強迫症と『ドグラ・マグラ』
 2 時間
 3 靴の話
 4 靴に続いて椅子問題
 5 パクチーとアスパラガス
 6 多様性とかダイバーシティみたいな
 7 「普通」の文化

III──伝えることは難しい
 1 そうは見えない
 2 「迷子」ってどういう状況?
 3 視力と不機嫌と客観性
 4 ASDキャラとADHDキャラ
 5 片づけられない女たち?
 6 わからないこととわかること
 7 毒にも薬にもなる
 8 体の内側と外の連絡が悪い
 9 奪われ、すり替えられてしまう言葉
 10 気にするか、気にしないか

IV──世界は豊かで濃密だ
 1 複数の時間、並行世界、現在の混沌
 2 自分を超えられること
 3 旅行できない
 4 マルチタスクむしろなりがち
 5 私と友達
 6 向いている仕事
 7 休みたい

エピローグ──日常
おわりに

内容説明

私の体の中には複数の時間が流れている。ADHDの診断を通じて小説家が自分の内側で一体何が起こっているかを考えた。

目次

プロローグ 並行世界
1 私は困っている
2 他人の体はわからない
3 伝えることは難しい
4 世界は豊かで濃密だ
エピローグ 日常

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ネギっ子gen

106
【発達障害はなぜ、「できない」ばかりが要素にあげられるんだろうか……】「ケアをひらく」白石さん退職前の本。ADHDの診断を受け、自分の内側で起こったことを綴った書。<運動は全般にまったく不得手で、人間関係も難しかった。教科書で勉強するのは好きで学級委員系の役職もよくやっていた。学級会の話し合いを皆がなぜいやがるのかわからず(私がいわゆる「空気を読めない」からだろう)、どの学年でも意見を言う係みたいになって生徒会もやったが、行事やイベントでみんなといっしょになにかをするのはつらかった>と。うん…わかる……⇒2024/09/01

hiro

106
柴崎さんの本は『きょうのできごと』から読み出し、関西人には大変読みやすかったので、続編を読み、さらに増補新版も出ていることを知って読むほど、たいへん好きな作品だった。その後も、小説だけでなくエッセイも含めてコンスタントに手に取る作家さんとなり、最新刊の『続きと始まり』を読んだあとすぐにこの本を知って読んでみた。深く知らなかったADHA・ASDや発達障害などの特性や症状なども知ることができ、読む価値があった本と思った。そして、なぜだか『きょうの…』をまた読みたくなったので、続編も含めて読もうと思う。2024/07/29

どんぐり

101
医学書院の〈シリーズ ケアをひらく〉の一冊。ADHDと診断された作家が「今・ここ」で何が起こっているのかを著した当事者研究。頭の中は洗濯機が回っているように次から次と考えが浮かび、身体は一歩も動けないまま時間が経っていく。たとえばこうだ。電車に乗って空港に向かう間に時間が過ぎて飛行機に乗り遅れる。詰めすぎたかばんから肝心のモノが出てこない四次元ポケット。片づけられない部屋にあるモノの山。人に頼みごとができず、コミュニケーション先が2方向以上になるとさらに困難を感じる問題。→2025/07/22

k sato

94
「文は人なり」。ADHDの脳内を文章で表現すると、こんなにも複雑なのか。言いたいことに辿りつくまでに思いついた単語を全て並べてしまっているので、ものすごい長文。正直、読んでいて疲れた。四六時中こんな脳内思考をしている筆者は相当疲れるだろう。事実、疲弊している。筆者は、コンサータを服用するようになり、人の脳内の静寂さに気付いた。ADHDと診断されるまでの35年間、脳内がぐちゃぐちゃで落ち着かなかったと回想している。複数の時間が並行して今起きている感覚。だから、仕事や家事が中途半端になってしまうのだろう。2025/03/02

ゆいまある

93
シリーズケアをひらくにハズレなし。担当編集者白石さんが最後に手掛けたのは、芥川賞作家によるエッセイ。ある日約束した場所に行くと誰もいない。自分だけがパラレルワールドに飛ばされた感じ。注意欠陥によりお知らせが頭に届いていないのでしばしばこういうことが起きる。コンサータ服用で映画を見られるようになる。当事者の言葉は貴重で、大変興味深く読んだ。ADHDよりASD成分多めに感じるのだが最近その基準はどんどん曖昧になってる。「知識を得るのは論理的な感覚が好みだが、世界は混沌で、混沌を愛す」は今後座右の銘にする。2025/07/10

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