出版社内容情報
米国精神医学会(APA)の精神疾患の診断分類、第5版のText Revision。DSM-5が発表された2013年以来9年ぶりに内容をアップデート。日本精神神経学会による疾患名の訳語も大幅にリニューアルとなり、全編新たな内容としてリリースする。
【目次】
DSM-5-TRの分類
IDSM-5の基本
1はじめに
DSM-5-TRの作成
DSM-5の組織立った構造における変更点
主要な概念的枠組みと取り組み
付加的な資源と今後の方向
2本書の使用法
臨床症例の定式化の方法
診断の要素
臨床判断の使用
コード化と記載手順
用語に関する注意事項
DSM-5-TRの本文に記載されている情報の種類
第II部の他の状態および病態
オンラインによる機能強化
3司法場面でのDSM-5使用に関する注意書き
II診断基準とコード
1神経発達症群
知的発達症群
コミュニケーション症群
自閉スペクトラム症
注意欠如多動症
限局性学習症
運動症群
他の神経発達症群
2統合失調スペクトラム症及び他の精神症群
精神症群を定義する鍵となる特徴
本章で扱う障害
精神症における症状および関連する臨床的現象の臨床家による評定
カタトニア
3双極症及び関連症群
4抑うつ症群
5不安症群
6強迫症及び関連症群
7心的外傷及びストレス因関連症群
8解離症群
9身体症状症及び関連症群
10食行動症及び摂食症群
11排泄症群
12睡眠・覚醒障害群
併存する障害および鑑別診断
鍵となる概念と用語
自殺念慮または自殺行動との関連
呼吸関連睡眠障害群
睡眠時随伴症群
13性機能不全群
14性別違和
15秩序破壊的・衝動制御・素行症群
16物質関連症及び嗜癖症群
物質関連症群
アルコール関連症群
カフェイン関連症群
大麻関連症群
幻覚薬関連症群
吸入剤関連症群
オピオイド関連症群
鎮静薬,睡眠薬又は抗不安薬関連症群
精神刺激薬関連症群
タバコ関連症群
他の(又は不明の)物質関連症群
非物質関連症群
17神経認知障害群
神経認知領域
認知症及び軽度認知障害
18パーソナリティ症群
パーソナリティ症群の次元モデル
A群パーソナリティ症
B群パーソナリティ症
C群パーソナリティ症
他のパーソナリティ症群
19パラフィリア症群
20他の精神疾患群と追加コード
追加コード
21医薬品誘発性運動症群及び他の医薬品有害作用
医薬品誘発性パーキンソニズム
神経遮断薬悪性症候群
医薬品誘発性急性ジストニア
医薬品誘発性急性アカシジア
遅発性ジスキネジア
遅発性ジストニア
遅発性アカシジア
医薬品誘発性姿勢振戦
他の医薬品誘発性運動症
抗うつ薬中断症候群
医薬品による他の有害作用
22臨床的関与の対象となることのある他の状態
自殺行動と非自殺性自傷
虐待とネグレクト
対人関係の問題
教育の問題
職業の問題
住居の問題
経済的問題
社会的環境に関する問題
法制度との関係に関連する問題
他の心理社会的,個人的,環境的状況に関連する問題
医療および他の保健手段の取得に関連する問題
個人歴における環境
相談や医学的助言など他の保健事業の対応
臨床的関与の対象となることのある他の状態または問題
III新しい尺度とモデル
1評価尺度
横断的症状尺度
臨床家評価による精神症症状の重症度次元
世界保健機関能力低下評価尺度第2版
2文化と精神医学的診断
重要用語
文化的定式化
文化的定式化の概要
文化的定式化面接(CFI)
文化的定式化面接(CFI)──情報提供者版
苦痛の文化的概念
診断評価との関連性
苦痛の文化的概念の例
3パーソナリティ症群の代替DSM-5モデル
パーソナリティ症の全般的基準
特定のパーソナリティ症群
パーソナリティ症の記録手順
パーソナリティ症の診断
パーソナリティ機能のレベル
パーソナリティ特性
4今後の研究のための状態
IV付録
DSM-5のアドバイザーおよび他の協力者
索引