1 ~ 1件/全1件
- 評価
本屋のカガヤの本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
国士舘大学そっくりおじさん・寺
80
本人が居る所で、身内や友人、専門家と対話をして、いつの間にか悩みを救うオープンダイアローグ。日本におけるオープンダイアローグの最も熱心な推進者である斎藤環の解説による、漫画版入門。確かにこれは良いと思う。私も1度オープンダイアローグして欲しい。私の仕事は、利用者さんの意見を聞きながらも、それを尊重しつつ本人不在の会議をしてしまうものだったりする(仕方ないケースは多々ある)だが、本人を交えてこういう形でやってみたいと夢想する。何より悩みや不安にまとわりつく、厭な孤独を綺麗に剥がしてくれるだろう。漫画も良い。2021/03/24
おたま
52
「オープンダイアローグ」に対しては以前より興味があり、いくつか関連書を読んできた。これは題名にも「まんが」と書いてある通り、様々な場面でどのようにしてオープンダイアローグを取り込んでいくのかが漫画でも紹介されている。絵がいい。その場での人物の気持ちの推移や、投げかける言葉のタイミング等がよく分かる。もちろんオープンダイアローグについての、基本的な考え方、手法について解説もしっかり書かれていて理解を助けてくれる。オープンダイアローグは汎用性の高い方法なので、様々な場面で関係回復のための方法として活用したい。2023/04/06
あゆ
51
やってみたくなるオープンダイアローグ 先生から借りた本。先生がこの本を貸してくれた時あゆはオープンダイアローグをしてもらう方だったかも。でも今は,オープンダイアローグ誰かにやりたいな!2021/07/29
ちゅんさん
45
すごくいい本だった。精神医療に携わる人じゃなくてもコミュニケーションの基本は対話だと思うのでこれはすべての人におすすめ出来る。やっぱり聞くことは大事、アドバイスや良いことを言おうとしない。しっかり聞く、そして反応を返す。これを丁寧に繰り返す。これ意外と難しいと思う。オープンダイアローグもう少し勉強したい。2022/04/28
ちくわ
31
気付きが多かったです。「対話の継続」だけをめざすことで、質問が増え、説得やアドバイスが減る。他者の他者性を尊重することで、答えはすべて「対話の中に」求められるので、あらゆるプランや型はむしろ対話の妨げですね。(☆4)2022/12/11