感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たかこ
51
グリーフの勉強をしていく中で、終末期の在り方も避けられないと感じこの本を。超高齢少子化多死時代、誰でも誰かの死に直面することになる、死の準備教育ではないけれど知っておくのは自分のためにも良いと思う。「苦しみは希望と現実の開き」であり、「すべての苦しみをゼロにすることはできない」という気持ちで接する。それでも穏やかになれる可能性があるとすれば、「将来の夢」「支えとなる関係」「選ぶことができる自由」の3つの支え。紹介されているディグニティセラピーは、最期まで自分らしく生きる支えになりそう、自分でも考えたい。2025/04/16
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
17
タイトルだけでオンライン予約したら思ってたのと違ってた。死を前にした人とは希死念慮のある人ではなく、病床にあって余命カウントダウン状態の方だった。体の痛みもあるだろうし、医療関係以外の立場でできることは限られているだろうけど、人が関わるのは専門家だけじゃないもんな。自殺したいという人より病気で亡くなる方と接する可能性の方が大きいだろうから、介護も含め向き合い方の基本スタンスのようなものは心得ておいた方がケアする側の精神衛生上も必要でしょう。再読の必要あり。2021/05/02
舟江
15
エンドオブライフケア協会のPR本。内容は具体的記述も多く結構面白かったが、キリスト教が出てくるところがチョット引っ掛かった。一番心に残ったのは、「誰かの支えになろうとする人こそ、一番、支えを必要としています」だった。2020/04/15
OHモリ
11
エンドオブライフ・ケア援助者養成基礎講座を再受講することにしたので、講師の小澤先生が書かれた本、講座で学んだ内容がほぼそっくりそのまま本になっている感じの本なので予習というか、再読なので復習というか。前回受講は2017年の7月だったのでなんとあれからもう2年半もたってしまったのかと思うとびっくり。再受講と再読の感想詳細はブログに→https://plaza.rakuten.co.jp/drunk4374books/diary/202001200000/2020/01/20
Incisor
10
八方塞がりで、お手上げで、絶望しかないだろうという状況で、こんなにも出来ることがあるのかと目を見開く思いがした。著者の姿勢と取り組み、言葉のひとつひとつが心のひだとなる。2018/11/22