出版社内容情報
ヘルパーに大量の塩をまく娘さん，セーラー服の女子高生を追いかける男性，生活保護費で彼氏に薬物を買う女性……地域支援で遭遇するのは，教科書に掲載されているような典型事例ばかりとは限りません．本書では「にっちもさっちもいかない事例」に対し，経験豊富な精神科医らによるケースワークさながらのスーパーバイズを展開。支援者自身が解決に向けた視点に気づき，思考力・判断力を養うことができるエッセンスが満載です。
吉岡 京子［ヨシオカ キョウコ］
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naohumi
3
15のケースについて支援者の悩みをドクターがスーパーバイズする中身であったが、自分の経験と照らし合わせて読み進めた。 客観的な意見としてのスーパーバイズは参考になり、これは読む事の中で「自分ならどうするか」を問いながら読んだ方が身になると思った。 実際スムーズにいくことなど少ない支援現場の中で、勿論本の通りにはならないのだが、「型」としてこういった本を読む事で基本なり打ち手が広がる事が大事だと思う。2021/08/29
