出版社内容情報
たんなる「強み」のアセスメントやポジティブ思考に留まらない、ストレングスモデルの着実な実践とはどのようなものか。停滞している“今”から一歩踏み出し、「その人らしさ」を支える技術を、明日から使えるよう丁寧に解説する。著者オリジナルのストレングス・マッピングシートは、リカバリー・退院支援のための面接に有効なだけでなく、地域スタッフとの情報共有にも有用だ。
萱間 真美[カヤマ マミ]
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まんぼう
2
書いてあることはまっとうだと思うし、実行できればすばらしいと思うけれど、それをやる人員と時間の余裕がどこにあるのさ、というのが感想。
つなぐ
2
この本の特徴は、回復期の社会復帰に関わるソーシャルワーカー向けに考えられたストレングスモデルに看護の視点を導入して寛解導入期に関わる看護師が使いやすいようにアセスメント法を工夫していること。さらにストレングスモデルで強調されていた患者の希望に対して援助者の価値観で評価しないという哲学に対して、看護師が陥りやすい問題解決型看護アセスメントの哲学との違いがしっかりと明確に述べられていることにあると思います。また患者のレジリエンスに着目している点において、セルフケア看護とストレングスモデルは両立可能です。2018/03/12