オープンダイアローグとは何か

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オープンダイアローグとは何か

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  • サイズ A5判/ページ数 205p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260024037
  • NDC分類 493.72
  • Cコード C3047

出版社内容情報

依頼があったら「24時間以内」に精神科の「専門家チーム」が出向く。そこで患者・家族・関係者をまじえて、状態が改善するまで、ただ「対話」をする――フィンランド発のシンプルきわまりないこの手法に、なぜ世界が注目するのか? 第一人者セイックラ氏の論文と、斎藤環氏の熱情溢れる懇切丁寧な解説が融合。生き生きとした事例、具体的なノウハウ、噛み砕いた理論紹介で、オープンダイアローグの全貌がわかる!

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

夜間飛行

96
オープンダイアログは患者を囲んで関係者が自由に対話を交わすだけという画期的な治療法だ。統合失調症、鬱、PTSDなど幅広く効くらしい。対話の中心にいる患者は、時には自分について専門家同士が語る話を聞くことになる。こうして双方向の観察を保ちつつ決して結論を出さない。バフチンのポリフォニー理論が応用されているそうだ。医師という権威が介入しない点は注目すべきで、そこに生じる不確実性への不安を全員で共有し、開かれた対話によって言語化していく過程に温かさを感じる。ダイアログを生産し、治癒は副産物という考え方も面白い。2017/06/20

どんぐり

71
オープンダイアローグは、フィンランドの西ラップランド地方にあるケロプダス病院のファミリーセラピストを中心に、1980年代から行われている対話による治療法である。日本では精神医療の新しい可能性として注目され、そのガイド書として本書は「オープンダイアローグとは何か」の解説と、「フィンランドの実践者たちによる厳選論文」を紹介している。オープンダイアローグは、患者本人と危機対応チーム、そのほかの重要な関係者全員が参加するミーティングにおいて対話プロセスで行われる。参加者は自由に意見を交換し、患者が急性期を脱して症2016/11/23

きいち

37
オープンダイアローグは、薬を使わず統合失調症を改善させたフィンランドでの実践。理論的枠組みを踏まえ紹介する斎藤パートと実践者セイックラ教授の論文からなる。◇当事者と支える周囲のネットワーク、それに治療者チームが権威関係のないフラットな関係で対話していく。当事者のいないところで判断や決定をしない(目の前で専門家同士がリフレクションしあう!…時に当事者も混ざる)。生身の価値。◇すごいの見つけた!という斎藤環の興奮ぶりが、そもそもの治療の難しさを知らぬ自分にも伝わる。ワークショップの実践にとても参考になりそう。2018/11/30

ネギっ子gen

34
依頼があったら、「24時間以内」に精神科の「専門家チーム」が出向いて行く。そこで患者・家族・関係者を交えて、患者の病状が改善するまで、ひたすら「対話」をする———フィンランド発のシンプル極まりないこの手法に、なぜ世界が注目するのか? <オープンダイアローグとは、これまで長い歴史のなかで蓄積されてきた、家族療法、精神療法、グループセラピー、ケースワークといった多領域にわたる知見や奥義を統合したような治療法>と書く著者が、オープンダイアローグの第一人者セイックラ氏の論文と、熱情溢れる丁寧な解説が融合した書。⇒2021/01/28

小鈴

34
統合失調症を対話によって治すと聞くとアヤシイと思うのが普通の反応だろう。しかも対話は急性期に行うのだ。フィンランドの西ラップランドで確立したオープンダイアローグという手法によって新規発症事例が減少し、統質慢性患者がいなくなったという。これを読むとべてるを思い浮かべるが、ほぼオープンダイアローグ的なことをしているのが分かる。一方で、これらの手法が都会から離れた過疎地域から生まれた、ある程度閉じた空間から生まれたことも共通している。オープンダイアローグの共同体を成立させる条件があるような気がする。2017/07/17

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