出版社内容情報
「ジャクソンてんかん」などにその名を残し、英国では神経学の父とされるジョン・ヒューリングス・ジャクソン。中枢神経の“進化”と“解体”をキーワードに神経症候の表れかたを分析するという独特な彼の視点は、机上の空論ではなく臨床医としての確かな経験に立脚したものだった。没後百年後も色褪せることなく、現代の臨床家にとっても示唆に富むであろうジャクソンの思考を、本邦を代表する神経心理学者がひも解く。
内容説明
中枢神経の“進化”と“解体”がどのように症候を発生させるのか―孤高の臨床家による古くて新しい神経心理学的理論をひも解く。
目次
第1章 神経の働きと心の働きの関係
第2章 中枢神経系の進化論
第3章 中枢神経系の解体論
第4章 陰性症候と陽性症候
第5章 意識
第6章 言語とその異常
第7章 知覚とその異常
第8章 行為とその異常
第9章 てんかん症候論
第10章 失正気論
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