出版社内容情報
災害や事故、大切な人の死などは人生にとって過酷な体験であり最大の苦しみであるが、一方でそこから精神的な成長がもたらされることは古くから経験的には知られてきた。本書は学術的には20年ほど前から研究されてきたPTG(Posttraumatic Growth)についての入門書。原著者はこのテーマの第一人者であり、PTG評価尺度の考案者でもある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
plum
3
心的外傷後成長(posttraumatic growth; PTG)は外傷的な出来事に対処するための能力の結果および過程である。戦争,災害,疾病などのもともとの世界観が崩壊するような出来事を体験すると,心理的苦痛への対処や反芻(brooding and/or reflection rumination)などのもがきが生じる。つらい経験から成長する人は,起きたことを後悔する一方で,人間としての弱さと強さを見出し,起きたことを少しずつ人生に組み込んでいく(宅,p541)。成長の5つの領域や包括的モデルがある。2014/11/27
hideko
1
全部は読めなていないけど。2015/02/22