出版社内容情報
昨今注目が高まっている成人の広汎性発達障害(自閉症スペクトラム障害)の患者を診療する際に最低限知っておくべき対応についてまとめたもの。診断手続きや患者とのコミュニケーションのコツ、他職種との連携など、実践で役立てられるポイントを“解説”と“事例”により紹介するとともに、診断書や主治医意見書のサンプル、診断用の質問事項など、臨床現場で応用できる要素が盛りだくさんの内容となっている。
内容説明
職場や学校で周りとうまくなじめない人、復職するたびにうつになってしまう人、「自分がアスペルガーかどうか診断してほしい」とやってくる人など、自閉症スペクトラム障害にまつわる多様な症例を豊富に掲載。うつ病や統合失調症、パーソナリティ障害など、自閉症スペクトラム障害と合併しやすい疾患・区別が難しい疾患について、見落としがちな症状などを挙げながら鑑別診断のポイントを解説。精神障害者保健福祉手帳用の診断書や主治医意見書など、臨床医が記入する機会の多い書類の見本も紹介。
目次
解説編(精神科医療で出会う自閉症スペクトラム障害のあるおとなたち;ASDに特有な認知および言語特性;ASD特性に応じた面接の工夫;診断面接の進め方 ほか)
症例編(家族はつらさをわかってくれない―家族とのトラブルが絶えない30歳女性;周囲が変なせいで…―拒食やフラッシュバックが前景の21歳女性;人と違うことを隠すのに必死だった―ひきこもりから脱出したいと願う18歳女性;頑固で一度思うとそれに固執してしまう―職場の配慮で復職がスムーズだった35歳女性 ほか)
著者等紹介
神尾陽子[カミオヨウコ]
国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所児童・思春期精神保健研究部部長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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