出版社内容情報
学生をグループに分けて話し合いをさせるだけでは協同学習は成立しない。学生が主体的に、積極的に授業に臨むようにするために仕掛けをする必要がある。本書では、従来の講義式授業に協同学習の要素を取り入れるところから始まり、協同学習に必要な仕掛けや、協同学習で看護技術の授業を行うところまでを丁寧に解説している。膨大な知識を注ぎ込む授業のあり方に疑問を感じている教師の皆様に読んでいただきたい書。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぴーたん
1
看護学校での協同学習の実践と理論の解説書。看護学校も、国家試験がかかっているため一斉に詰め込んだほうが学生の合格率が上がるので協同学習は厳しいという見方が大半らしい。周囲と協同する力は、看護師として仕事するにあたり必ず必要になる力なのではと思うのだが…。「グループを作って話し合いをさせれば、協同学習が成立すると思っていませんか?」というカバーの言葉は耳が痛い。というか話し合いが全く成り立たず悩んでいます。おそらく一人で解決するのはムリであるのと、常に学び続ける必要性を感じました。2015/01/23