出版社内容情報
人生において多くの女性が経験する“働くこと”と“女役割”との葛藤。この本には10人の女性たちの「大変」な物語を集めました。それぞれの大変さと感情の流れに思いを馳せることから、「女って大変」な状況を解きほぐしていきたいと考えたからです。個人の頑張りでどうにかなるところと、ならないところの見極めも可能になるかもしれません。今「大変」なあなたや、看護管理者にもぜひ読んでいただきたい本です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なこ
6
女性に向けられる家庭での役割を受けながら、仕事もしていくことは並大抵のことではない。そのことが働く女性たちの言葉からひしひしと伝わった。家庭を選べば、稼ぐ能力と自信を無くし、仕事を続ければ時間貧乏となる。気力体力共に削られ全てが中途半端のように感じてしまう。しかし、母親の姿は多様であって良いと思う。家電製品や家事代行を導入しても良いし、家族のためではなく自分のために生きても良い。従来の女性像に縛られず、自分たちの生き方を模索している姿が逞しかった。2022/12/07
pom
2
お金にならない陰の仕事を淡々とこなしても、感謝もされず褒められもせず、時間だけがなくなり「大変」という思いだけが蓄積されていく。というあとがきに激しく共感。内容はナースのしんどい自慢?の連続だったり、恵まれた環境で子育てが楽だった話にはちょっとイラっとしました。編著者の言う実現可能な共働きモデルにおいて男女双方の満足感を高めていくための策を探すことは可能なのか…社会の変化は早いけど男女の役割についての刷り込みや社会制度の変わらなさにかなりの手強さを感じました。2013/11/03
akubineko
2
雇均法があっても、女が家族の中で負わされている役目には関係ない。家庭の中のことって、家事育児だけでなく、親戚づきあいとか地域活動とか女の役目になりやすい。男女ともに仕事も家庭も人生丸ごと楽しく生きるには、長時間労働の見直しとともに、家庭内の男女平等が大事なんじゃないかと、考えた。2013/07/25
ざまたかこ
1
女って大変。いつ?何が?どんなことが?書き手それぞれに違うのだけど共感できるし、学ぶところもある。渋谷智子さんに共感し、川口有美子さんには圧倒され、、、。そして自分は?を考える。2018/11/04
pake
0
働く女性になりたいと思っている。でもそれが大変だってわかってる。 少し勇気を与えてくれる本。2012/07/02
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