出版社内容情報
尾身茂氏はWHOアジア地域における小児麻痺(ポリオ)根絶の立役者である。21世紀最初の公衆衛生の危機であったSARS対策でも陣頭指揮をとり、日本に戻ってからは新型インフルエンザ対策で活躍した。3.11後の医療・社会についても発言。本書は感染症と闘い続けた尾身氏の奮闘記、エッセイ。志とは?覚悟とは?己との格闘とは?自ら道を拓こうと欲する、君たちに贈る――。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
おおカワ
8
海外で活躍したなってきた。公衆衛生の専門と問題を解決する頭脳と技術あれば最強やな。2013/08/02
しそゆかりうめこ
2
いつも総理と一緒に出てくる尾身さん、確かなものが何もないどんな時でも尾身さんだけはまとも、尾身先生の言うことはちゃんと聞こ、尾身先生!、あ!尾身先生!、てゆうか尾身先生って?と借りてきた。 ぼんやり生きていて時間がかかったけれど今日やっとどれほど立派な方なのかを知り得た。先生の笑顔が見れますように。生きる姿勢を見直します。2021/07/12
木の命木の心
1
コロナが流行る前から世界の感染症対策をしているWHOで尾身先生は活躍されてたんですね。雑誌の連載記事のまとめを中心にまとめたものですが、いまさらながら読んでみました。アジアのポリオ根絶に関わられたすごい先生なんですね。 公衆衛生人の大切さを繰り返しおっしゃっているところが印象的です。感染症科は大分日本でも増えている気がしますが、まだまだ足りなそう。2024/04/29
ちちもん
1
尾身茂先生の存在はコロナ禍の日本においてこれ以上ない幸運だったのだなと感じた。2023/11/09
影浪
1
コロナの事を知らずに読むと、よくわからないこともありますが、コロナのことを経験してからだと、実感して読めました。特におみさんがあの役職についた理由、どのようにマスコミに対応していたのか、あのときの対応の裏に何があったのか、垣間見えました。2023/06/18