無名の語り―保健師が「家族」に出会う12の物語

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無名の語り―保健師が「家族」に出会う12の物語

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  • サイズ A5判/ページ数 214p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784260003520
  • NDC分類 498.14
  • Cコード C3047

内容説明

壊れた家族の「無念」と援助の「尊さ」。児童虐待に秘められた苛酷な運命とは?アルコール依存症が破綻させた暮らしの行方は?“病んだ家族”の真実の姿を熟練保健師が描いた12編の物語。

目次

二〇〇X年四月―地域に埋もれた「アルコール依存症」の真実
二〇〇X年五月―ゴミ屋敷に住む兄妹を救出せよ
二〇〇X年六月―家庭内暴力に悩む父と母の実像
二〇〇X年七月―“家出少女”と“青年”と“母親”
二〇〇X年八月―「あの医者は許せない」と語る老人の半生
二〇〇X年十一月―山のなかに暮らす家族、それぞれの苦悩
二〇〇X年十二月―養育が放棄された家に生きる兄と妹
二〇〇X年一月―「アルコール家族」の絆が支える暮らし
二〇〇X年二月―機能不全家族が崩壊していく
一九八X年四月―ゆっくりと進む難病患者の看取り
一九八×年五月―“精神障害者の退院促進”と“家の事情”
一九九×年十一月―「裏社会の女」の生き様に添う

著者等紹介

宮本ふみ[ミヤモトフミ]
1949年京都生まれ。1972年同志社大学文学部社会学科を卒業し、重度心身障害児施設である社会福祉法人枚方療育園に就職する。上京後、根岸病院(精神科)に勤務しながら准看護師資格を、国立療養所東京病院に勤務しながら看護師資格を取得。東京小児療育病院での勤務を経て、1982年、東京都公衆衛生看護専門学校に進学し、保健師免許を取得。保健師としては、東京都三鷹保健所、福生保健所、多摩川保健所、衛生局総務部地域保健課にて勤務した。2006年1月、肺がんのため永眠(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

こばまり

67
地域の保健師として介入した個別支援記録であり遺稿集。その殆どが精神障害にちなんだいわゆる困難事例で、献身に頭が下がる。簡潔で温かみのある文章は文学部出身者の面目躍如。菩薩のような人であったから、お釈迦様は少し早めに彼女を天に遣わしたか。2019/09/13

今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン

17
タイトルの”無名”とは著者のことだと思っていたら、事例に登場する人たちのことでした。サブタイトルに「保健師が家族に出会う12の物語」とあるように、地域問題で関わった家族をいかに関係各所と連携して問題から救出するか、医療と福祉をつなげる八面六臂の活躍ぶり。残念ながら著者は早世されましたが残されたテキストが死後まとめられたもの。保健師という仕事がこんな大変なものとは恥ずかしながら知らず。取り上げられている事例には精神疾患が関わっているものが多く、いろんなサポートから取りこぼされた人たちという印象。2022/03/09

epo

2
ネットワーク作り。大切だなと改めて思った。ひとりで出来ることには限界があるから。こつこつ、丁寧に、誠実に。2022/05/21

ねこけし

2
保健師とはどういう仕事なのか、ということを知りたくて読みました。読んでて辛くなるエピソードが多く、保健師の実際の体験ということだったので、世の中の理不尽さ、自分の知らない世界というものを実感しました。保健師を志す方は是非1度読んでみるとよいと思います。2012/10/20

くろすけ

1
著者は個人を特定されないように、フィクションとして書いているが、この本に出てくるような問題を抱えている人々とその人達を支える地域のネットワークの記述はとてもリアル。(暴力団組事務所まで、ケースと同行した記述にはちょっと驚いたが。)文才があるようで、物語としても面白い。多分この本を手に取るのは保健師や保健師学生かと思うが、保健師に馴染みのない人にも十分伝わる内容。2020/12/20

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