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内容説明
四千年の歴史が生んだ庶民社会の大絵巻!この版の特徴は、文を書きおこして標点を付したありとあらゆる民俗図鑑!立花隆氏が絶賛した『中国妖怪・鬼神図譜』の著者による待望の続々編。
目次
1 衣(衣・裳 い・しょう;深衣 しんい ほか)
2 食(ウシ;ヒツジ ほか)
3 住(三間房子(サンチェンファンツ)さんげんぼうし
滾地龍(グンディロン)こんちりゅう ほか)
4 家庭(累世同居 るいせいどうきょ;均分相続 きんぶんそうぞく ほか)
著者等紹介
相田洋[ソウダヒロシ]
1941年、中華民国張家口に生まれる。福岡教育大学教授、青山学院大学教授を経て、福岡教育大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
38
点石斎画報から清朝末の中国の様子を解説するシリーズ第3段。衣食住の他婚姻、相続などにも言及されている。読み始めたパール・バック「大地」と時代的に合致しているので、作品世界を理解するために大変役に立つ。妻を質入する話などは冗談で落語に出てくるが、彼国では本当にあったようで驚く。また、男子ばかり欲しがり女子が産まれると間引きしていたら、女子が少なくなって寡婦を他家に売り飛ばすようにして嫁にやるなども。2024/03/25
金吾
20
絵や写真で清朝末の庶民の暮らしや風俗をみることが出来ます。全編にわたり興味深い内容でした。2024/05/12
takao
2
ふむ2024/08/24
tokumei17794691
2
衣食住+家族制度の巻。副題に「清末」とあるが、明代以前の漢族の伝統衣装「漢服」について、基礎的な記述が一通りある。このシリーズ通じで、現代日本語だけでなく、「漢語の名前が分かる」のが特徴。中華モノの創作、特に小説ならこれは非常な強み。漢服なら、ベスト、ズボン、スカートの漢語名が書いてある。庶民対象の民俗図譜なので、「住」も宮殿や寺院ではなく、庶民の民家・商家、それも家具、トイレ、台所に詳しい(風呂は『中国生業図譜』に銭湯が登場)。中華モノの創作者なら、値段は高いが必携の一シリーズ。2024/08/17