出版社内容情報
《内容》 救急の初期対応で行う観察のうち、生命に直結する循環と呼吸に関する不全症状を把握できること、そして最も基本的な処置である酸素投与ができることを目的に作成されたテキスト。救急医療の最前線を担う、救急救命士、救急隊員、必読の1冊。また、救急救命士、救急隊員の養成過程の教科書としても最適。
《目次》
はじめに 観察とは
第1章 循環の観察
A. マヨネーズを握る
B. 脈を触れる
C. 循環不全(うっ血)を見抜く
D. シミュレーション
第2章 呼吸の観察
A. 目で見る
B. 聴診器を使う
C. 上気道閉塞パターンを理解する
D. シミュレーション
第3章 酸素化と呼吸の補助
A. 回転寿司に学ぶ
B. 低酸素の症状
C. 努力呼吸の辛さ
D. バッグバルブマスクを使う
E. シミュレーション
第4章 モニター心電図
A. 影絵を映す
B. モニター心電計で知りたいことを決める
C. 心筋虚血-急性冠症候群とST変化
D. 伝導障害-不整脈
E. 電極を付ける
F. まとめ
G. 心電図シミュレーション
第5章 小児の特性
A. 小さいということ
B. 「なのに」というkeyword
第6章 シナリオトレーニング
A. 病院前救護観察のkeyword
B. 観察の流れ
C. 疾患シナリオ
第7章 まとめ
A. 観察を組み立てる-当選したお年玉つき年賀はがきを探す
B. 事例をもとに考える
C. ピサの斜塔の定理
D. 病院前救護における救急救命士の役割
付録1 気道確保(下顎挙上法)
付録2 救急救命士が間違えやすい15ポイント
索引