出版社内容情報
《内容》 犯罪精神医学の研究成果を踏まえ、医学的治療の領域と教育的働きかけの境界を明確にした非行臨床の指針。臨床の最前線で奮闘する著者による50例を超える事例を駆使した具体的で分かりやすい内容。行為障害、不登校・引きこもり、ADHD、薬物乱用など、今日的な青少年の問題行動への精神医学的アプローチについて解説。精神科医・心理士などの医療者はもちろん、教育・司法関係者にも好適の書。
《目次》
はじめに-精神医学の体系と本書の構成
第1部 青少年の問題行動と精神医学
I. 反社会的行動
A. 行為障害診断基準による行動分類
B. 少年法による行動分類
II. 非社会的行動と自己破壊的行動
A. 不登校とひきこもり
B. 家庭内暴力
C. 自己破壊的行動
第2部 精神障害と少年非行
I. 心因性精神障害
A. パーソナリティ障害
B. 衝動制御の障害,性嗜好異常その他
C. 神経症性障害と適応障害
D. 摂食障害
E. 児童虐待とPTSD
F. 拘禁反応
II. 内因性精神障害
A. 統合失調症
B. 気分障害
III. 薬物乱用と薬物起因性精神障害
A. 覚せい剤乱用
B. 有機溶剤乱用
C. アルコール乱用その他
IV. 器質性精神障害・症状性精神障害
A. 脳器質性の障害
B. 症状性精神障害
V. 発達障害と行動障害
A. 注意欠陥・多動性障害(ADHD)
B. 広汎性発達障害
C. その他の発達上の障害
第3部 治療と矯正教育
I. 保護観察制度とは
II. 触法事例の施設治療
III. 社会での治療・教育の基本
IV. 家族への対応
おわりに
索引
内容説明
今日的な青少年の問題行動への精神医学的アプローチ。行為障害、ADHD、薬物乱用、不登校、引きこもり、家庭内暴力など50例を超える事例を掲載。精神科医・心理士はもちろん、教育・司法関係者にも好適の書。
目次
第1部 青少年の問題行動と精神医学(反社会的行動;非社会的行動と自己破壊的行動)
第2部 精神障害と少年非行(心因性精神障害;内因性精神障害;薬物乱用と薬物起因性精神障害;器質性精神障害・症状性精神障害;発達障害と行動障害)
第3部 治療と矯正教育(保護観察制度とは;触法事例の施設治療;社会での治療・教育の基本;家族への対応)
著者等紹介
奥村雄介[オクムラユウスケ]
関東医療少年院医務課長、医学博士、精神保健指定医。1957年生まれ。東京大学医学部医学科卒業、東京大学医学部附属病院分院神経科入局。1991~1993年ドイツ留学、ハイデルベルク大学医学部精神科客員医師。東京拘置所医務部保健課長、八王子少年鑑別所医務課長などを経て現職
野村俊明[ノムラトシアキ]
八王子医療刑務所医療第一課長、医学博士、精神保健指定医。1954年生まれ。東京大学文学部卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学(臨床心理学)、日本医科大学卒業、日本医科大学精神医学教室入局。関東医療少年院医師、東京拘置所医務部保健課長などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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