出版社内容情報
世界に誇る日本の加工食品である、油揚げ、豆腐、こんにゃく。
私たちにとってはあまりにも身近すぎて、日頃あまり気にかけない地味な食材ですが、それぞれの特徴を知り、しっかりした下ごしらえや調理をすることで、本当のおいしさに出会えます。
素材の持ち味を生かし、心と体が納得するシンプルなおいしさを日々追及する料理家・有元葉子さんによる、バリエーション豊かなレシピの数々は、油揚げや豆腐、こんにゃくのしみじみとしたおいしさを再発見できます。
目次
油揚げ―厚揚げ、がんもどき(いなりずし;信田巻き;きつねご飯弁当 ほか)
豆腐(中華風冷や奴とくずし奴;小鍋立ての湯豆腐;豆腐の素揚げ ほか)
こんにゃく―しらたき(たたきこんにゃくのチリチリ;鶏肉とこんにゃく、ごぼうの炒め煮;手綱こんにゃく、牛肉、しいたけのしょうゆ煮 ほか)
著者等紹介
有元葉子[アリモトヨウコ]
東京・田園調布で料理教室「COOKING CLASS」を主宰(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
72
図書館本。手が込んでいるわけではないけれど、すごく丁寧な料理です。実に美味しそう。油揚げの炒め方なんて今まで考えたこともなかったなぁ、非常に参考になりました。こんにゃくに対しては、今までさほど愛着なく過ごしてきましたので生芋こんにゃくの魅力がよく分かりません。今度買ってみます。和食ってやっぱり良いですね。2019/11/18
ひらちゃん
58
見てるだけでじわっと沁みてくる。いつも食べているものこそ手間が大切なんだね。お砂糖は極力使っていないものばかり。代わりにメープルシロップやみりんを足してる。沁み沁みお揚げにチリチリ蒟蒻。つくづくこういうおかずに食指がのびるお年頃。2021/01/27
よこたん
51
“大事なのは、良質の材料と揚げ油で作った、安心でおいしい油揚げを買うこと、ただ一つ。” 油揚げ、そして豆腐もこんにゃくも、安さにばかり引っ張られず、メニューに応じて選ぶとよい。お揚げの油抜き、豆腐の水きり、こんにゃくのアク抜き、いつもテキトーに済ませている私は、スタートダッシュから間違っている…ここを丁寧にしないと、味がぼやけるのだな。油揚げが大好きで、かつて水きりした豆腐を薄く切ってゆっくり揚げてみたが、撃沈。ただの揚げた豆腐で終わったわびしい記憶。おいしい油揚げは、買おう。「ボロぞうきん」て料理(笑)2020/08/28
おれんじぺこ♪(15年生)
32
どれも、我が家の冷蔵庫に常備されている食材。味のしみしみな表紙見ながらご飯1杯食べられるね(笑)2020/03/09
更紗蝦
31
「(豆腐・油揚げ・こんにゃくは)イタリアでいえばチーズやサラミのような存在」「豆腐はよい水に恵まれているからこそできるもの、こんにゃくは先人の深い知恵があって初めて味わえるもの、まさに日本人のソウルフードです」という著者の言葉には、なるほどと思いました。供給が安定している安価な原料・子供もお年寄りも食べやすい食感・地域ごとに様々なタイプがある…等の特徴は、確かにチーズと共通するものがあります。2020/10/01