出版社内容情報
2022年7月に亡くなった農民作家・山下惣一さん、最後のメッセージ
「農なくして国が成り立つか」
「農の原理は循環であって成長ではない」
食の安全保障が脅かされる今こそ伝えたい、大切なこと
長引く円安やウクライナ侵攻などによって食糧価格が高騰しています。
日本は、これまでのように「海外から安く食料を買ってくる」ことが難しくなっています。
「生涯一百姓」を貫き、米の減反政策や農業の規模拡大を進める農業政策に異議を唱え続けた山下惣一さん。
本書は、昨年惜しまれつつ逝去された山下さんの半生を振り返るとともに、日本の農業に関する時代ごとの提言や晩年のエッセイのほか、
1979年に直木賞候補作となった『減反神社』も収録。
内容説明
農は永遠なりだ!土と生きた農民作家のラストメッセージ。野坂昭如氏激賞小説「減反神社」収録。
目次
第1章 わたしはこうして百姓になった
第2章 むらの暮らし
第3章 時代が変われば農業も変わる?
第4章 震災と原発、そしてTPP
第5章 農家の主より消費者へ
第6章 海外から日本の農を考える
第7章 ルポ 今と昔の農村
第8章 闘病そして長い遺言
第9章 野坂昭如さんと井上ひさしさんのこと
第10章 小説 減反神社
著者等紹介
山下惣一[ヤマシタソウイチ]
1936年、佐賀県唐津市生まれ。中学卒業後、農業に従事する傍ら、創作活動を続ける。69年『海鳴り』で第13回日本農民文学賞受賞、79年『減反神社』で第27回地上文学賞を受賞。『減反神社』は『父の寧日』と合わせ、第85回直木賞候補にノミネートされた。NGO「アジア農民交流センター」代表、「小農学会」代表世話人なども務める。2022年7月10日逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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