内容説明
生れて何も知らぬ吾子の頬に母よ絶望の涙をおとすな。スイス・バーゼルの国際児童図書評議会・創立50周年記念大会で深い感動をよんだ詩「頬」。詩人・竹内てるよの波乱万丈の人生が25年の年月を経て、今よみがえる。
著者等紹介
竹内てるよ[タケウチテルヨ]
1904(明治37)年12月21日、北海道札幌市に生まれる。幼いころから病弱で10歳のとき上京。日本高等女学校を卒業間近で病気療養のため中退。3年間の婦人記者生活を経て20歳で結婚。1児をもうけたが結核のため25歳で離婚。以後、病と闘いながら詩の創作に励む。1952年から1982年まで月刊誌『家の光』誌上で詩の選者として活躍。『海のオルゴール―子にささげる愛と詩』は1972年に発刊され、大きな反響をよび、ベストセラーとなった。2001年2月逝去
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