内容説明
木や草のささやきに耳をすませ、土に教えられる日々のたいせつさ。山村に生きる人々のぬくもり。自然とともに人も生かされているという思いをこめた、珠玉の人生随想。
目次
1 それぞれが花(一霊一木;亀の死に思う;それぞれが花;ああ、丹波の黒豆よ;六祖大師の米搗き石;野の教え土のことば;子供の躾について;仏陀の聖地で)
2 木の声草の声(竹紙を漉く行為;その先生の心田;たった一戸しかない匹見の山奥で;木の声、草の声;山奥の請負配達夫さん;薪3本;くるま椅子女優の誕生)
3 運命について(平成元年に憶う;続・平成元年に憶う;骨壺をつくる喜び;「難民」に憶う;運命について;一日暮らし)