出版社内容情報
これまでの農協改革を振り返り、農協法のさらなる改正に向けて、JA役職員が考えるべき課題とその対応策を紹介。
現在、JAを取り巻く状況は厳しさを増しています。信用共済事業依存の経営の限界、農業経営の継承者不足、コロナ禍による組合員とのつながりの変化……。
これらを整理しつつ、JAが危機を乗り越え、自己改革を一層進めていくために役職員が考えておかねばならない〝7つのポイント〟を、具体的事例を交えながら、わかりやすく解説します
内容説明
金融市場の激変、社会のデジタル化、人口減少・少子高齢化…荒波の2020年代、JAの向かうべき針路がみえてくる。
目次
第1章 JA自己改革に終わりはない(農協改革は終わっていない;JAにとって准組合員はどういう存在なのか)
第2章 対話運動をその先につなげるアクティブ・メンバーシップ(組合員調査の結果からわかったこと;対話運動の継続がJAの自己改革につながる;組合員の多様化に向き合う;アクティブ・メンバーシップに向けて)
第3章 JAを取り巻く社会と環境の変化(JAの信用事業を取り巻く課題;金融市場の変化と新しいビジネスモデル;キャッシュレス社会化と新たな金融サービス;ゲームチェンジする社会と総合事業化の動き)
第4章 地域社会の変化とひととひととのつながりづくり(高齢化・人口減少がもたらす大きな課題;つながりづくりの新しいかたちの広がり;組合員組織づくりと教育文化活動)
第5章 2020年代のJAに向けて(これからのキーワードは「つなぐ」;JAの「つなぐ」を考える7つのポイント;JAはさまざまな環境変化に対応してきた)
著者等紹介
小林元[コバヤシハジメ]
1972年静岡県生まれ。広島大学大学院修了、博士(農学)。一般社団法人日本協同組合連携機構(JCA)主席研究員。専門は協同組合論、農産物市場論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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