JA自己改革から切り拓く新たな協同―「上からの統治」に挑む「下からの自治」

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  • サイズ A5判/ページ数 111p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784259521967
  • NDC分類 611.6
  • Cコード C0061

出版社内容情報

「農協改革集中推進期間」の期限である2019年5月まで1年を切り、JAグループは自己改革の実現へ向けて正念場を迎えました。政府の農協改革を「上からの統治」、 JAの自己改革を「下からの自治」として捉え、これまで政府が提起してきた制度改革などの論点を整理します。
 また組合員と地域の多様性を生かしながら、JA自己改革から切り拓いていく新たな協同を提案します。


第1章 「上からの統治」と「下からの自治」
非連続の農業改革/片務的な公取委命令/「人の結合」を土台に ほか
第2章 「下からの自治」に基づく制度改革の論点
「定款自治」精神育め/理事要件 現実を無視/二重外部監査は不要/子会社活用に懸念も/准組規制の強制不当 ほか
第3章 「下からの自治」による新たな協同の創造
理念浸透で准組拡大/正組合員 拡大目指せ/代理店化は主客転倒/人員シフト 生産性は/共済事業は血管・心臓 ほか


石田正昭[イシダマサアキ]
著・文・その他

内容説明

政府の農協改革を「上からの統治」、JAの自己改革を「下からの自治」と捉え検証。組合員・地域の多様性を生かした改革に取り組む役職員必読の書。

目次

第1編 「上からの統治」と「下からの自治」(非連続の農業改革 自治をつぶす「上からの統治」;片務的な公正取引委員会の命令 “課徴金”徴収は自治の範囲;「人の結合」を土台に 農協改革は「JAをつぶす改革」)
第2編 「下からの自治」に基づく制度改革の論点(「定款自治」の精神を育め 運営の基本は“定款自治”にあり;理事構成要件 現実を無視 ちぐはぐな「本則」と「例外」;二重外部監査は不要 一般会社との公平感欠く ほか)
第3編 「下からの自治」による新たな協同の展望(理念浸透で准組合員の拡大へ 「分かち合い」の理解促進を;正組合員の拡大を目指せ 耕作面積要件の緩和が鍵;代理店化は主客転倒 現場密着の特徴を生かそう ほか)

著者等紹介

石田正昭[イシダマサアキ]
龍谷大学農学部教授。1948年生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程単位取得退学。農学博士。専門は地域農業論、協同組合論。三重大学教授を経て現職。日本協同組合学会前会長(2015年10月~2017年9月)。現在、JCA(日本協同組合連携機構)「日本の協同組合間連携に関する研究会」座長を務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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