協同の再発見―「小さな協同」の発展と協同組合の未来

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259521905
  • NDC分類 335.6
  • Cコード C0061

出版社内容情報

さな協同」と呼ばれる地域住民主体の集落営農や福祉活動。それらの具体事例と成果から、これからの協同組合運動の可能性を探る。経済のグローバル市場化により農村や地域が疲弊していく一方で「小さな協同」と呼ばれる住民主体の活動が注目されている。各地の事例と成果を検証することで見えてくる、新たな協同組合運動の可能性とは。

序章 「小さな協同」とは何か
「おたがいさま」はどのようにして生まれたのか ほか
第1章 小さな協同としての集落営農の実践と農協
政策的に進む集落営農の組織化と法人化
労働参加形態から見た小さな協同としての集落営農?広島県東広島市ファーム・おだを事例として
集落営農と農協の関連構造 ほか
第2章 農協における助け合い協同の発展と福祉事業の構造
農協における助け合い活動の発生・停滞と高齢者福祉事業
JAあずみにおける助け合い活動の発展と福祉事業構造の形成
JAあずみにおける高齢者福祉事業の内容と関連構造 ほか
第3章 「おたがいさま」の活動から見えてくること
「おたがいさま」とはどういうものか
「おたがいさま」という組織の特徴
「おたがいさま」はどのようにして生まれたのか
「おたがいさま」の活動で生まれていること ほか
第4章 ワーカーズ・コレクティブでつくる「福祉専門生協」
福祉クラブ生協の設立
福祉クラブ生協の組織と特徴
福祉クラブ生協の事業展開と組合員の変化
福祉クラブ生協とは何か ほか
第5章 農協における小さな協同の発展と農協の展望
農協の組合員組織
農協の基礎組織と新たな再編段階
生産部会の再編方向と農産物直売所 ほか

田中秀樹[タナカヒデキ]
1954 年愛知県安城市生まれ。北海道大学大学院博士課程修了、教育学博士。生活問題研究所、広島大学生物生産学部助手・助教授を経て、現在広島大学大学院生物圏科学研究科教授。専門分野は協同組合論、食生活論、地域づくり論。著書に『地域づくりと協同組合運動』(大月書店)、『消費者の生協からの転換』(日本経済評論社)など。

内容説明

コミュニティづくり、雇用創出、高齢者支援、地域活性化など、社会的な問題解決のカギとなる協同組合の潜在的可能性が探る。協同組合がユネスコ「無形文化遺産」に登録!

目次

序章 「小さな協同」とは何か
第1章 「小さな協同」としての集落営農の実践と農協―広島県東広島市農事組合法人ファーム・おだを事例として
第2章 農協における助け合い協同の発展と福祉事業の構造―長野県JAあづみを事例に
第3章 「おたがいさま」の活動と地域づくり
第4章 ワーカーズ・コレクティブがつくる「福祉専門生協」―福祉クラブ生協とは何か
第5章 農協における「小さな協同」の発展と農協の展望
終章 農協・生協を地域の協同のセンターとして

著者等紹介

田中秀樹[タナカヒデキ]
1954年生まれ。北海道大学大学院博士課程修了、教育学博士。生活問題研究所、生協総合研究所、広島大学生物生産学部助手・助教授を経て、広島大学大学院生物圏科学研究科教授。専門分野は協同組合論、食生活論、地域づくり論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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