東日本大震災 農業復興はどこまで進んだか―被災地とJAが歩んだ5年間

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  • サイズ B6判/ページ数 223p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259521882
  • NDC分類 612.12
  • Cコード C0061

出版社内容情報

東日本大震災でとりわけ甚大な被害を受けた宮城県・岩手県・福島県の農業はどこまで復興したのか。5年間にわたる現地での聞き取り調査をもとに、現在の復旧状況と今後に向けAた課題を明らかにしたドキュメント。大震災という非常時からの再生における「協同の力」の重要性をあらためて見直す一冊!

第1章 東日本大震災からの農業復旧・復興に向けた
施策とJAの役割
未曾有の農業被害だった東日本大震災/農業復旧・復興の方向を示した「マスタープラン」 ほか
第2章 未曾有の農業被害からの復旧・復興のみちのり
第1節:宮城県の沿岸津波被災地における農業復旧・復興とJAの役割
第2節:組織経営体の群像
第3章 復興過程で発揮される協同の力 ―岩手県における農業復興の取組み
第1節:岩手県における震災復興計画と農業復興施策
第4章 風評被害克服と営農再開 ―模索を続ける福島県
第1節:地域農業の基盤を壊した原発事故
第2節:再生への長い道のり
第3節:安全な農畜産物を生産する ―JAグループ福島の取組み


(株)農林中金総合研究所[カブシキガイシャノウリンチュウキンソウゴウケンキュウショ]
1990年、農林中央金庫調査部と農林中金研究センターが統合して設立。農林水産業や協同組合のあり方の中長期的研究、マクロ経済・国際金融や環境・地域経済・社会に関する研究など幅広い調査研究活動をおこなっている。近時は、東日本大震災からの復興においてJA・JFが果たしている役割等、農林水産業の協同組合の現代的意義を明らかにする実証的研究に力を注いでいる。

目次

第1章 農業復旧・復興施策とJAの役割(未曾有の農業被害だった東日本大震災;農業復興の方向を示した「マスタープラン」;生産基盤復旧と農業者所得確保が課題に;復興のスピードには地域間格差も;集中復興期間から復興・創生期間へ;残された課題)
第2章 未曾有の津波被害からの復興―宮城県の取組み(ゼロからの地域農業再構築に取り組む沿岸被災地;組織経営体の農業復興)
第3章 復興過程で発揮される協同の力―岩手県の取組み(農業復興施策の進捗と営農再開の状況;現場の農業復興に向けた取組み)
第4章 風評被害克服と営農再開―福島県の取組み(地域農業の基盤を壊した原発事故;再生への長い道のり;安全な農畜産物を生産する―JAグループ福島の取組み)

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

abc99deg99

5
4年ぶり被災地区に異動。農からは離れていたので、直近の状況を知りたいなと図書館へ、発見。自分が在籍していたうち3年間の出来事が掲載されている。当時の明&暗がフラッュバック。農家の方々が怒り&失望からら小さい光を辿って再興していく姿を直に見れたこと、微力ながら復興に携わる事が出来たこと、記録を読み返す機会を設けてもらえたこと、有難い。当時はマイナスからのスタートで目に見える成果は僅かだったけれど、震災から10年後に出戻り海岸沿いを走ると、この地盤をつくる事が出来たという自信、変えがたい経験。感謝しかない2021/04/25

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