内容説明
食と農を基軸に、地域に根ざした協同組合であるJA。経済の自由化や都市化、高齢化、情報化がすすみ、日本農業をめぐる環境がめまぐるしく変化する中、JAの果たすべき役割とは何か?JAで働くことの価値は何か?わが国の協同組合の歴史、ならびにJAの誕生から現在までの歩みをたどることで、その「答え」が見えてくる。
目次
1 わが国の農村協同組織のさきがけ
2 協同組合の誕生と産業組合法の成立
3 戦前期における産業組合の展開
4 農業協同組合の発足
5 高度経済成長と農協
6 制度的農協から自主的農協へ
協同組合の原点とこれからのJA運動
著者等紹介
石田正昭[イシダマサアキ]
三重大学名誉教授・招へい教授。1948年東京都生まれ。東京大学大学院農学系研究科博士課程満期退学。農学博士。三重大学大学院生物資源学研究科教授を経て、2013年より現職。専門は地域農業論、協同組合論。1988年日本農業経済学会賞、2001年日本農業経営学会賞学術賞、2013年JA研究賞を受賞。第24回JA全国大会議案審議専門委員会委員、JA全中・生活活動研究会座長、同くらしの活動強化推進委員会委員などを歴任。現在、家の光文化賞審査委員などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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