内容説明
日本の農業問題の本質的な解決に必要とされるのは、地域性や個人差を尊重する“風土”を取り戻していくことであるように思われる。本書で取り上げたイタリア人の一人一人が語るところの生き様は、まさに“心”“風土”をしっかり持続させていくことの大切さを、理屈抜きに教えてくれるのである。
目次
第1章 イタリア農業の概要
第2章 有機農業の歴史・現状・制度等
第3章 有機農業取り組みの現場
第4章 地域づくり、地域農業の現場
第5章 アグリツーリズモの現場
第6章 イタリア農業・農村と日本
著者等紹介
蔦谷栄一[ツタヤエイイチ]
(株)農林中金総合研究所特別理事。1948年生まれ、宮城県出身。東北大学経済学部卒業後、71年、農林中央金庫勤務。農業部部長代理、総務部総務課長、熊本支店長、農業部副部長、96年7月、(株)農林中金総合研究所基礎研究部長、常務取締役を経て、2005年6月から現職。日本有機農業学会監事、農林水産省農林水産技術会議研究分野別評価分科会委員(環境)、独立行政法人・国際農林水産業研究センター顧問などを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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