内容説明
国際化の名のもとに進む農産物の大幅な自由化。生き残れる農家は1割とも5%とも言われる。カネさえ出せば食糧はいつでも輸入できるという思い上がりを質し、豊かに生きるための基本である食と緑を、日本の大地で守れと訴える。「国際化」の虚構を衝く。
目次
第1章 農を問うことは工・商を問うことである
第2章 農業を犠牲にしても経済摩擦は解消しない
第3章 「産業空洞化」時代にどう対処すべきか
第4章 「大国」の民はなぜ悲しむか
第5章 構造転換と内需拡大の幻想的な連結
第6章 内需拡大とは何をすることか
第7章 「豊かさ」にとってコメとは何か
第8章 「土に立つ人」の誇りある選択
第9章 国際化に対応する経済・農業