アジアを見る眼
社会主義後のウズベキスタン―変わる国と揺れる人々の心

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  • サイズ 新書判/ページ数 216p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784258051106
  • NDC分類 302.296
  • Cコード C1230

内容説明

ソ連邦と社会主義という制度が崩壊したのち、人々はどのような理想や夢を抱き、悩みをかかえているのか。国家、社会、そして家族に対する考え方はどのように変化したのだろうか。

目次

序章 自分の国はどこ?失われた国の行方
第1章 ソ連邦崩壊後の国家・民族の認識
第2章 人々のアイデンティティを形づくるもの
第3章 国民の生活と政治
第4章 国民の生活と経済
第5章 ソ連邦崩壊後の家庭内関係と家族像
第6章 「未来の偉大な国」にはどのような未来があるのか

著者等紹介

ダダバエフ,ティムール[ダダバエフ,ティムール][Dadabaev,Timur]
1975年タシケント、ウズベキスタン生まれ。筑波大学人文社会科学研究科准教授、東京大学人文社会研究科付属次世代人文学開発センター客員准教授。ケンブリッジ大学、(東京財団教員海外派遣プログラム)客員教員(2006‐2007年)、オックスフォード・イスラーム研究センター(OCIS)Al‐Bukhariフェロー(2006年)、東京大学東洋文化研究所助教授(2004‐2006年)、国立民族学博物館・日本学術振興会外国人特別研究員(2002‐2004年)、国連大学秋野豊基金フェロー(2004‐2005年)、UNESCO‐小渕恵三基金フェロー(2002‐2003年)を経て現職。佐藤栄作記念国連大学協賛財団による第19回佐藤栄作賞最優秀賞(2003年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

30
最近行きたくて仕方ないウズベキスタン。2008年の本なので、2007年くらいまでのウズベキスタンの様子がわかる。著者はウズベキスタンの大学を出て、日本で研究をしている。社会主義からの転換期に青年期を送っていて、ソ連へのノスタルジーも、新しい社会を作る必要性も理解しているので、バランスが取れた記述。2019/06/28

デューク

2
ウズベキスタン訪問前に予習。保守的な国民性、基礎的な歴史、言語、ソ連崩壊後の変化、などについて学べた。ウズベキスタン人の目から見た実感と、客観的なデータをミックスした構成で非常に説得力がある。2013/10/31

wasabi

1
ソ連が崩壊して独立した旧社会主義国家のウズベキスタン。しかし多くの国民がソ連時代のほうが良かった、と感じているのはとても興味深い。共産主義が実現可能かは置いといて、1つの目標というかロールモデルを提供してやることが国民にとっては楽なのかも。自分で考えなくていいし。 ほんとはみんな自由なんて好きじゃないんだから。2019/06/01

うえ

1
共産党vsイスラム資本主義vs民族主義vsイスラム原理主義●「ロシア語よりもウズベク語または伝統や宗教を重視する人はロシア化政策を嫌っていた」「共産党などで出世する際に異民族との結婚が有利な場合もあった…それでも,考え方の不一致や親戚からの干渉などによって失敗した例が多い」「政府は独立直後のウズベキスタンにおいて民主化よりも秩序の方が重要だという見解を示すようになる」ウズベクの危機的状況「政府内にあった「自由化と安定は矛盾する」という誤った認識」2014/05/06

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