目次
序章 ロシアの石油産業の特質(ロシアには米国と並ぶ石油産業の長い歴史がある;ロシアの石油埋蔵量はサウジアラビアに次ぐ規模;ロシアの石油産業は民営化、新規地域については国家主導へ再編;ロシア・カスピ海諸国の投資環境は相対的に良好;ロシアからの石油・天然ガス・パイプライン輸出の現状と将来)
第1章 帝政ロシア・ソビエト連邦時代に石油はどう開発されてきたか(帝政ロシア時代のバクー油田開発;ソビエト連邦の成立と石油をめぐる争い ほか)
第2章 ロシア・カスピ海諸国の石油と天然ガス開発の現状(ロシアはどの程度の資源大国なのか;快調な増産を続けるロシアの石油生産とその問題点 ほか)
第3章 新規パイプラインの建設と国際連携の時代(ロシアの石油・天然ガスの生産の見通し;ロシアの既往石油パイプラインとターミナル;ロシアから欧州市場への天然ガス・パイプライン計画;東シベリアからのアジア向け石油・天然ガス・パイプライン;カスピ海諸国のパイプライン計画)
むすび(原油価格の将来とエネルギー輸出;石油・天然ガスの今後の輸出市場;プーチン大統領のパイプライン政策と優先順位)
著者等紹介
本村真澄[モトムラマスミ]
1975年東京大学理学部地質学科卒業。1977年東京大学大学院理学系研究科地質学専門課程修士卒業。1977年石油公団入団。主に技術、プロジェクト分野を歩く。海外では、オマーン、米国(ヒューストン)、アゼルバイジャンのプロジェクトに従事。2001~02年オクスフォード・エネルギー研究所客員研究員。2004年独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構へ移籍。石油・天然ガス調査グループ主席研究員(旧ソ連担当)
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