内容説明
本書は、一九九八年三月から二〇〇〇年三月まで、著者が中国・北京大学に滞在した時の見聞を書き記したものである。
目次
第1章 歴史と現実に翻弄される北京大学(盛大に催された創立百周年記念行事;独立採算制の明暗 ほか)
第2章 政治改革はどこまで進んだか―選挙分析を中心として(一九九八・九九年の村民直接選挙;中国初の郷長直接選挙 ほか)
第3章 成熟した関係にならない日中関係(テレビ番組「我們的留学生活―在日本的日子」への分かれる評価;江沢民の日本訪問 ほか)
第4章 中国共産党の現状と展望(一党支配を支えてきたもの;新しい存在理由を求めて ほか)
著者等紹介
佐々木智弘[ササキノリヒロ]
1967年生まれ。1991年筑波大学国際関係学類卒業。1994年慶応義塾大学大学院法学研究科修士課程修了。同年アジア経済研究所入所。1998~2000年北京大学政治学・行政管理学部客員研究員。現在、日本貿易振興会アジア経済研究所地域研究第1部
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