目次
序章 開発途上国における障害者の権利確立への課題
第1章 韓国の障害者法制―障害者差別禁止法を中心に
第2章 中国の障害者と法―法的権利確立に向けて
第3章 カンボジアにおける障害者の法的権利の確立
第4章 タイにおける障害者の法的権利の確立
第5章 インドにおける障害者の法的権利の確立
第6章 障害者差別と当事者運動―フィリピンを事例に
第7章 マレーシアにおける障害者の法的定義―2008年障害者法を中心に
著者等紹介
小林昌之[コバヤシマサユキ]
アジア経済研究所開発研究センター(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Akihiro Nishio
18
「アジアの障害者教育法制」と同じ編者、ほぼ同じ筆者陣によるもの。こちらの方が少し古い。対象国はカンボジアだけが多いが、あとは同じ。インドの法整備状況の良さと民主的な司法運用に驚いた。ぱっと見、全然障害者に配慮した国に見えないんだが・・・。相変わらず、前書と同じくフィリピンの章の出来が悪い。他の人は障害者法全体を概観しようとしているのに、なぜこの筆者だけ聾についてしか触れないのか?編集責任者は、ちゃんと指示して書き直させるべき。そもそも英語で法律にアクセスできる有利な国なんだから、しっかり仕事して欲しい。2016/08/03