目次
アジア・アフリカの紛争をどう捉えるか
第1部 ネーション・テイストという火薬庫(インド北東地方の紛争―多言語・多民族・辺境地域の苦悩;カシミール―分割されざる渓谷 ほか)
第2部 紛争の定義と操作(紛争の正当化が国民統合に与える影響―イラクにおけるナショナリズムの方向と「敵」概念の変容;リコニ事件再考―ケニア・コースト州における先住性の政治化と複数政党制選挙 ほか)
第3部 暴力再考(ブタレの虐殺―ルワンダのジェノサイドと「普通の人々」;シエラレオネ紛争における一般市民への残虐な暴力の解剖学―国家、社会、精神性 ほか)
第4部 紛争の抑止か?抑圧か?(南部フィリピン紛争と市民社会の平和運動―2000年の民間人虐殺事件をめぐって;カザフスタンにおける民族運動の翼賛化―予想された紛争はなぜ起きなかったのか)
著者等紹介
武内進一[タケウチシンイチ]
アジア経済研究所新領域研究センター国際関係・紛争研究グループ長代理
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