内容説明
本書は、日本貿易振興会アジア経済研究所が実施した平成１１年度「世界のなかのアフリカ―国際比較研究のための視座」研究会と、１２年度「アフリカ比較研究の視座」研究会が、２年にわたる討議と作業を経て到達した成果である。アフリカ学は他学からなにを潜在的に学びたがっているのか、アフリカ学は他学に伝えたいどのようなメッセージを内包しているのかについて明らかにした。
目次
第１章 総論―アフリカを比較する
第２章 アフリカ経済研究の特徴と課題
第３章 アフリカ農業の国際比較―成長しない経済
第４章 南アフリカにおける「ビジネスグループ」の比較分析
第５章 アフリカをとりまく「市民社会」概念・言説の現在―その位置と射程
第６章 小火器拡散問題と平和構築―南アフリカの取り組み
第７章 アフリカにおける宗教と政治―研究動向と比較への展望
第８章 アフリカ史・世界史・比較史
第９章 仏領西アフリカの記憶―ダン語およびフランス語によるインタヴュー記録
著者等紹介
平野克己［ヒラノカツミ］
アジア経済研究所地域研究第２部主任研究員
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