内容説明
本書はアフリカの武力紛争を扱ったものである。
目次
序 アフリカの紛争―その今日的特質についての考察
第1部 紛争のなかのエスニシティー(日常的民族紛争と超民族化現象―ケニアにおける1997~98年の民族間抗争事件から;複数政党制移行後のケニアにおける住民襲撃事件―92年選挙を画期とする変化;1960年代ブルンジにおけるエスニシティーの意味―権力闘争における見なしと具象化)
第2部 アイデンティティーの史的展開(ルワンダのツチとフツ―植民地化以前の集団形成についての覚書;市民概念の語用とその限界―リベリア共和国から)
第3部 紛争主体と国際社会(継続する内戦と成果のない和平調停―スーダン内戦をめぐるさまざまなアクター;「国連事務総長報告:アフリカにおける紛争の諸原因と永続的平和および持続的発展の推進」―文献解題)