内容説明
1960年代後半北西諸州から開始されたインドの「緑の革命」は、インドの経済発展に大きな地域間格差をもたらしながら、次第に周縁部にも普及してきた。本書はインド農村のこの間の大きな変革を念頭におきながら、政治、社会、さらに開発政策といった分野におけるこの間のインド農村の変化を考察しようとした試みである。
目次
第1章 「家族」の変化と人口―その1960年代以降の地域的傾向を手がかりに
第2章 近年におけるインド連邦下院議員選挙と社会経済変動
第3章 インドの灌漑問題―1970‐80年代
第4章 北インド農村貧困対策の現状―「総合的地域開発計画」の実態調査から