ハロウィン少女コミック館 首吊り気球

伊藤潤二

朝日ソノラマ（1994/08発売）

• サイズ コミック判
• 商品コード 9784257985433
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[そのじつ]

数年ごしの再読希望が叶って。潤二節ひさしぶりに味わいました。絵が上手いな〜、ほんとキモチ悪いな〜と大喜びで読了。表題作はパニックものに分類されるのかな。この奇想のB級感を端正な描画でキチっと仕上げてしまう力技に興奮します。楳図さん並に発想が豊かだけど、楳図的・壮大で重量感のあるストーリー展開の逆で、軽やかで飄々とした味わいが魅力です。…とは言え、ホラー漫画家なので、覚悟して読んで下さい。マジ気持ち悪いです。そして絵の表現力が凄い！

2012/09/28

[Kento]

話題(？)の巨大な首です!! 伊藤 潤二氏の作品は、今回初めて読んだのですが センスが飛び抜けている!! 日常に突如現れ、大きな変化を与える異物 "巨大な顔" あっという間に読んでしまいました どこからそんな発想が生まれるのか(笑) 他の作品も気になります

2021/07/18

[Ko]

自分と同じ顔をした巨大気球が突如出現し、自分の首を吊りに来る。 そして、気球を破壊すると自分も気球と同じように死ぬという、どうしようもない状況でひたすらみんな殺されていく。 なんの説明も救いもなく、ただひたすら淡々と殺されていく混沌が逆に清々しい。 ものすごい迫力の漫画

[夢]

発想が面白い。 伊藤潤二先生の物語は、非日常なはずなのに、それが日常に介入してくるところがいい。 首吊り気球、とても好みの物語です。

2021/07/16

[Gimmikc]

これは良い。伊藤さん、なんか芸術的じゃーん。

2016/07/21