感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
やいとや
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再読。怪奇編に属する外伝。矢張り読み返して衝撃なのは『海鳴りの家』。これ、京極夏彦の百鬼夜行シリーズの『狂骨の夢』の元ネタじゃん!と初読時に驚いたんだった。これはパクリが悪いとかいう卑近な話ではなく(京極夏彦自身も自分の小説は引用の集積、と語っている)、ここからあの複雑な物語を構築したのか、という驚きと思わぬボーナスを貰ったような喜びの綯交ぜなモノであった。不義の自責から、何度も夫を殺す女、というモチーフでああいう発展をさせた創作の技法に触れた気がしたんだったなぁ。2025/11/23
bibi‐nyan
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夢幻紳士シリーズ。外伝と称されているシリーズです。 下宿の女の子が準レギュラーとして登場。 第一話「死者の宴」「冥王星」は筆致も耽美ホラー色が強く、どことなくクトゥルフ風というか、コズミックホラーの雰囲気。 「鴉」はまんま太宰モデルの話。 「海鳴りの家」は「狂骨の夢」に一部冒頭のイメージが使われてるんでしたっけ? その後の話はスマートな画風になり、話もいつもの和風ホラーに戻った感。 「人でなし」の双子の巫女の話は凄いです。恐ろしいことこの上ない…。 2024/02/06




