ソノラマ文庫<br> D‐邪神砦―吸血鬼ハンター〈13〉

ソノラマ文庫
D‐邪神砦―吸血鬼ハンター〈13〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 238p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784257769521
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

貴族の“遊戯地”として恐れられている谷間に、『都』に向かう乗合の飛行車が不時着した。やくざ、酒場女、老夫婦、戦闘士、少年、そして、謎の“サクリ”とそれを護送する護送官ら二人。この奇妙な取り合わせの乗客たちは、死の谷間からの脱出の成否を居合わせたDに託したいと願った。しかし、Dがこの谷間を訪れた目的は、昔、神祖の軍と戦った貴族の砦を訪れることにある。果たして、前途に待つものは―。

著者等紹介

菊地秀行[キクチヒデユキ]
1949年、千葉県に生まれる。青山学院大学卒業。1982年「魔界都市“新宿”」でデビュー。日本推理作家協会会員
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

神太郎

25
今回は貴族の遊戯地に不慮の事故で降り立ってしまった人達と遊戯地にある砦に向かっているDの邂逅から物語は始まる。護衛を引き受けるもまずは砦に行く事が条件だという。そこにはかつてあの神祖ですら倒すのに苦労したという邪神の存在があった。珍しくDがかなりコミュニケーションを取るシーンが多いですし、なかなか展開も今までのに比べるとたしかに変化球気味。雰囲気は初期の頃に寄せた印象。しかし、今回の依頼は受けたのか、或いは神祖を調べてく過程で自分で見つけたのか?多分後者かな。ビターな終わり方良き!こういうの嫌いじゃない。2021/06/25

お腹ボン!

5
今回”D”は目的があったのに事故で死の谷間に残された人達の護衛として巻き込まれてしまう。”サクリ”によって心の弱った部分に付け込まれ欲望を操られてしまう人達。え~、やっぱり?ってなんとなく想像がつくような終わり方でした。”D”の旅って神祖の残したものを破壊して歩いてるようだけど、蘇ったり意思が存在したりの世界で神祖はこの世に存在しないのか?時々声は出てくるけど、助けてくれるのか始末したいのか、むむむむむ。2017/01/16

ブー

2
”D”13作目。今回は、貴族の元遊戯地に不時着した人々と、とある目的で訪れたDとが出会い行動を共にする。しかし、人間とはいかに誘惑に弱いものか・・・と、考えさせられる一方で、根本的な所では貴族も人間も変わらないのではないかと・・・今巻で、一番の所はDが子供の依頼を受けるシーンが良い。何作か前にもあったが基本、子供には甘いDというのは人間味があっていい。2010/05/08

Kou

1
だいぶ前の既読。前作の星団が長ったらしいだけでこれでもかというほどダメでギャスケルのムダ使いだったのでケンカ売り気味に読んだら意外に面白かった。これなら上下巻くらいは許したかなとはファンの勝手な思い。 以降コンパクト路線に戻るのですが、白魔山くらいまではまあ良かったかなと思います。でも、このシリーズ嫌いなのかと問われれば無茶苦茶好き。2020/03/16

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