内容説明
敵艦を魚雷で撃破する水雷戦。これこそ駆逐艦に与えられた使命であり、海の男なら駆逐艦に乗り組むことに憧れたものである。この駆逐艦の誕生から太平洋戦までを描いた作品。
目次
1 駆逐艦戦隊とは
2 水雷艇と魚雷
3 駆逐艦と水雷艇
4 さまざまな駆逐艦
5 「沖風」、そして「春雨」へ
6 「春雨」被雷、大破
7 あ号作戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいかあ
1
艦これを経由したので概ねは話についていける。魚雷から始まって対空対潜(たまに輸送)が本業になっていくのはゲームでもそうだったなあと思い出す。なんでこの本読もうと思ったんだっけと思ってだいぶ読み進んだところでトラック空襲の話が出てきて、そういえばここを読むために取り寄せたんだっけと思い出した。2022/05/13
連雀
0
「艦これ」を始めたので、ふと思い出して帝国海軍の駆逐艦の発展史の部分を読みたくて再読。しかし、やっぱり後半の「原兵曹」を主役に据えて、ある駆逐艦乗りの海軍生活を紙上に再現した部分が面白いですね。今まで駆逐艦とか戦隊単位でしか認識して来ませんでしたが「艦これ」のお陰で初めて駆逐艦個艦にまで目が行くようになった気がします。同時に、艦上に閉じ込められ、逃げ場の無い惨状の中で戦わなくてはならない水兵の悲惨さについても思い出しました。だから、いつか水上艦を舞台にした本は読まなくなったのです。正視に耐えなくて。2011/02/26