内容説明
主な戦争だけでも4回を数えるイスラエルとアラブの戦い。その他の小競り合いは数知れず、空に陸に戦いは続く。その中から中東の空をいろどる大空戦の数々を記したもの。
目次
第1部 独立戦争
第2部 六日戦争
第3部 消耗戦争
第4部 ヨム・キプル戦争
第5部 救出作戦
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
印度 洋一郎
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イスラエル空軍のいわゆる系統立てた通史ではなく、空軍の広報誌に連載されていたパイロット、元パイロット達へのインタビューで構成された証言による戦史。イスラエル空軍に本格的にジェット戦闘機が配備された第二次中東戦争から、1980年代後半までの数々の作戦の模様を当事者が語る。実名パイロットと共にイニシャルだけのパイロットも少なくなく、イスラエル空軍のパイロットは色々と難しい立場なのだと伺える。初期のジェット戦闘機ミーティアの目視のみの空戦から、やがて対空ミサイルとの戦いが比重を強めていく戦後の空戦の発達が見える2024/10/19