内容説明
太平洋上で激しい空中戦を戦ったエースたち。日本側にもエースはいたが、アメリカ側にも素晴らしいエースがいた。真珠湾、ミッドウェー、南太平洋、ガダルカナル、ラバウル、マリアナ、フィリピン、台湾、沖縄と各戦場における戦いと共にエースたちを描いたもの。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
植田 和昭
12
アメリカ海軍航空隊と海兵隊航空隊のエースを扱った本。いずれも太平洋戦線での話である。この話の中の日本軍機はいともたやすく撃墜されてしまう。手ごわい日本機が登場しない。坂井三郎と空戦したサザーランドの話とか出てきてほしかった。アメリカのトップエースと言えばリチャード・ボングだが、ボイントンもでてこない。海軍一のエースD・マッキャンベルの話は出てくる。文章が平坦で臨場感に欠ける。もう少しエースの人間性を描いて欲しかった。ドイツの「鉄十字のエースたち」と比べるとどうしても作品が見劣りしてしまう。残念。 2025/02/09