感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しいかあ
1
連合艦隊の発祥から終焉までをかなり駆け足で解説したもの。自分のような初心者には簡単に概要がわかってありがたいけれど。勇壮な戦物語ではなく、しょぼくて間抜けな敗戦記。本書で語られている連合艦隊の敗因をいくつか挙げてみると、彼我の国力の差を希望的観測によって見誤り、敵の主力艦さえ沈めれば戦争に勝てると思い込んだこと。補給の軽視というよりも、補給の重要性を全く理解していなかったこと。情報収集を軽視していたこと、などがある。…こうしてみるとまるで猪武者。やっぱり日本は負けるべくして負けたんだなと改めて実感した。2014/01/05
しゃるorまい
0
戦争・兵器の本が好きなのですが、最初は日本海軍からはまりました。そしてこの本が自分で購入した最初の関連本なのですが、最初に読んだのは小学校の図書室にあった似たような名前の本だったのです。文庫じゃなくてちゃんと装丁されたハードカバーの本。ガダルカナルの海岸に打ち捨てられた日本兵の遺体の写真がとても怖かった。あと、加古という巡洋艦の写真を見てかっこいいなぁと思ってました。今思うとあの白いのは日除けの天幕だったんだなぁ。