内容説明
子どもの童話の一歩先を、グリム兄弟の偉大な先人ムゼーウスが軽妙な筆致で描く、大人のための物語。18世紀ドイツ、至高のメルヒエン集。
著者等紹介
鈴木滿[スズキミツル]
東京に生まれる。東京大学大学院比較文学比較文化専修博士課程満期退学。専修大学文学部専任講師を経て、武蔵大学人文学部欧米文化学科助教授。武蔵大学人文学部ヨーロッパ比較文化学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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gibbelin
2
『キングダムカム』の副読本がてら手に取ったが、饒舌過ぎてグリム兄弟に嫌われたというのもわからなくはない。ロックピックのチートアイテム、《開錠根(シュプリング・ヴルツェル)》が欲しくなるわけやね。2020/07/07
nuna
0
民話・伝承を題材にした物語4編。骨格は確かに民話だけど、1世紀前のペンタメローネなどと比べると著者の創作も多く、我々が慣れ親しんでいる物語の手触りがする。膨大な注がページの半分弱を占めているが、ギリシャ・ローマからアラブ世界まで当時の西欧での古今東西のネタが散りばめられており、これだけ眺めても西欧の歴史を感じて面白い。2010/10/11
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- 和書
- 荒野の古本屋 小学館文庫