内容説明
敵を圧倒して殲滅する―明治以来、軍が学んだこの原則は、戦場でいかに実行されたか、あるいはされなかったか。原典と詳細な解説で日本陸軍の作戦思想と行動を徹底総括。
感想・レビュー
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Z
7
1938年に制定された日本軍の指揮官向けの軍隊の行動、作戦指針。第三部、第四部はほぼ省略されているが、丁寧な解説→条文を繰り返して進み、解説が面白かった。家康などは6割くらいの勝利が味方の損害も少なくちょうどよいと考えていたが、旧日本軍は敵を殲滅させることを理想とし負けない戦いかたでなく徹底的に叩きのめす戦いを理想とした。著者は歴史的な戦闘の例もだしつつ、ここが弱かったなど分析もいれ、日本軍の指針が如何に成功したか、いかなる漏れがあったかなどを解説。武器の発達がかなりの影響を戦争に与えるのは自明だが、ネッ2022/08/10
バッシー
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日本陸軍の思想が詰まっている。興味深かった。2023/03/06
しょうぼうぬかのぶ
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消防人にはすらすらとはいる2022/02/14