内容説明
小説家の芯にはこんなに硬いものがある。芥川賞・谷崎賞作家によるハードエッセイ。
目次
『愛』
やっぱり猫のこと、そして犬のこと
重層の時間
人間の肯定
羽生→理数→小説
言語化の領域
“様態”のこと
現代文学のベクトル
混乱や飛躍
「よく知っていない何か」〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ケーキ
2
小島信夫さんとの本で「小説をおしすすめるために"科学"のことを考えてる」と書いてあるのを何でそんなことを言ってるのかよくわかってなかったけど、この本を読んである程度腑に落ちた。方法論と愛、と書くのがあってるかわからないけど、そういうギャップが浮き彫りにしてあるのも考えさせられる。(方法論を模索する過程で退けられるものを自己弁護とか、、誤読にすらなってない。本読んでない(?)。)2014/09/22
コウ
0
たぶん、こういう類の本で自己弁護(あるいは理論武装しての待ち伏せ)しているんだろうね、保坂さんは。★★★☆☆2008/06/26